2015年02月25日

USBメモリについて(4)ReadyBoost

こんにちは。河辺です。

さて、USBメモリについて色々と書いてきましたが、
今回はファイル保存メディアとしての利用ではない、全く別の使い方を紹介したいと思います。

Vistaや7初期に購入したPCをお使いで、
 ・古くなったけどもうちょい使いたい。
 ・せめてもう少し動作が速くなればなぁ。
 ・メモリ追加しようにもこれ以上増設できない。
 ・そもそもメモリ追加って何?状態。
こんな方達向けの機能です。

このように低スペックPCを対象としておりますので、
 ・最近購入したある程度スペックの高いPC
 ・ハードディスクがSSD
 ・搭載メモリが4GB以上
等のPCにはほとんど効果はありません。


という事で今回ご紹介する機能はコチラ!

「Ready Boost」です!


Vista以降のWindows OSに備わっている機能であり、簡単に言うと

 ・USBメモリをPC内部のメモリ領域として使う

という機能です。


製品パッケージに「Ready Boost対応」と書かれていれば当然使えますが、
手持ちのUSBメモリが対応しているかどうかは挿してみれば分かります。
ReadyBoostの設定ができれば対応している、という事になります。

手持ちのUSBメモリで試してみましたが、結構昔のものでも設定できました。

マイクロソフトの説明では、PCに搭載しているメモリの1〜3倍の容量を推奨としています。
昔のPCなら4GBのUSBメモリで充分でしょう。

では設定方法を説明します。

まずUSBメモリを挿すと、自動再生のウィンドウが表示されます。

USB4_001.png

ここで「システムの高速化」を選択します。
自動再生が表示されない場合は、USBメモリのドライブを右クリックし、
プロパティ⇒「ReadyBoost」タブを選択してください。

USB4_002.png

「このデバイスをReadyBoost専用にする」にチェックを入れ「適用」クリック。
Vistaの場合は上記の項目が無いので、「このデバイスを使用する」にチェックし
「システム速度の為に予約する領域」を最大値(スライドバーを一番右)に
してください。

※ここでエラーメッセージが表示された場合、右下の「再テスト」をする事で
 使えるようになる場合もあるようです。

上記説明ではUSBメモリをReadyBoost専用として扱っています。
領域を選択する事で保存領域も作れますが、なるべく専用とした方が良いようです。

ReadyBoostに対応していないUSBメモリの場合はこの画面に
「このデバイスにはシステムの高速化に(中略)パフォーマンス特性がありません」
と表示されます。


以上です。簡単ですよね。


尚、このReadyBoost設定したUSBメモリが使用中に抜けてしまったとしても
動作が不安定になったりファイルが壊れたりする心配はありません


ReadyBoostを解除したい場合は、同じように設定画面を出し
「このデバイスを使用しない」にチェックするだけで解除できます。

劇的に変わるものではありませんが、体感できるほどの効果はありますよ。

PC遅いなぁと思っている方、是非お試しを!

ちなみにXPにはこの機能ありませんので、PC買い替えてください(^_^;)

posted by 河辺 at 18:20| Comment(0) | メディア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年01月16日

USBメモリについて(3)USBメモリの廃棄

こんにちは。河辺です。

さて、今回はUSBメモリについて第三弾です。
前回はコチラ
『USBメモリについて(2)バイト単位について補足』


昨今の各種メディアの大容量・低価格化に伴い、新しいUSBメモリを購入する方が
多いと思います。
1GBも入らないようなメモリは使いにくいですよね。
まぁデータのやり取りぐらいであれば事足りるんですが、16GBや32GBのメモリも安くなり
USB3.0規格で速い、となれば「じゃあ新しいの買うかー」となります。

で、使わなくなったUSBメモリ。
中身がちゃんと消えているか、復元されないか心配で結局捨てられずそのまま。

あると思います。 ※天津木村、って古いか・・・


そこで今回は、USBメモリの廃棄について書こうと思います。

まず、中身を復元できないよう「完全消去」しましょう。

有料・無料でいろんなツールがありますが、今回紹介するのはこのフリーソフト。

『WipeDisk』
http://www.gaijin.at/en/dlwipedisk.php

日本語表示可能、消去レベル14種類、インストール不要と、使い勝手が良いです。
USBメモリだけでなく、ドライブとして認識できるもの(ハードディスクやSDカードなど)も
消去可能です。

では早速、このツールの使い方を説明しましょう。

・・・という予定でしたが、問題が発生しました。

画面ショットを取るために自分のUSBメモリで処理していたのですが、
途中でなぜか

「ボリュームにデータを上書きできません」

とエラーが表示され処理が止まってしまいました。

USBメモリを変えても、作業PCを変えても同様にエラー。
Web検索するも、そのような情報がHitしません。

なんだこれは・・・。

※※以下線内は、この不具合についての考察です。
  このツールをお使いでない方は読み飛ばしてください。※※

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[消去メソッド]を「通常秘匿(2x)」にして作業していましたが、
1回目のWipe作業後にエラーが表示されていました。
(進行ゲージが50%の時点)
多分、Wipe作業にてWindows側から認識されなくなった後に
ボリュームデータを書き込もうとしてエラーになったのではないか、
と思いました。
「低秘匿(1x)」に変えてもやはり最後にこのエラーとなります。

Wipediskについての紹介ページはいくつもHitし、このエラーについては
どこにも載っていません。
以前は普通に使えており、最新バージョンでのバグ、って事ですかね??

Googleの検索窓にて「Wipedisk」と打つと
「ボリュームにデータを上書きできません」と予測変換が表示されるので、
このエラーが出ている人は多いようなのですが。

このツール名を騙ったトロイ(ウイルス)もあり紛らわしいので
このツールの紹介はやめようと思います・・・。

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はい、という事で(気を取り直して)

今回ご紹介する機能はコチラ!

「Cipher.exe」です!

これはVista以降のWindowsに標準搭載されているプログラムです。

本来の機能は、ファイルやフォルダの暗号化を行うプログラムなのですが、
これを使ってドライブの完全消去が可能なのです。
Windows標準搭載なのでもちろん無料です。

ではこの使い方を説明しましょう。

1.完全消去したいUSBメモリを接続し、フォーマット(クイックでOK)しておきます。
 ※ファイルシステムは何でも良いです。

2.すべてのプログラムを終了します。

3.Windowsのスタートより[すべてのプログラム]>[アクセサリ]>[コマンド プロンプト]
 を起動します。

4.以下のコマンドを入力しエンター。(消去対象がDドライブの場合)

 cipher /w:d:

 USB3_001.png
 ご覧のとおり、まず「00」で書き込み、次に「FF」で書き込み、最後に乱数で書き込む
 という3段構えです。
 時間はかかりますが、かなり強力に消去しております。

5.もう一度クイックフォーマットします。


以上です。

最後にフォーマットする理由は、cipherコマンドにて作業用フォルダが
作成されてしまうので、それを消去する為です。

※お分かりかとは思いますが、ドライブとして認識できるものは全て処理可能です。
 USBメモリの廃棄について、と題してますが、ハードディスクやSDカードなど、
 その他記憶媒体(ROM以外)も当然処理できます。


あとは売るなり不燃ゴミに出すなりしてください。

あ、ゴミに出す場合は各自治体のルールに沿った方法で出してくださいね!

posted by 河辺 at 19:37| Comment(0) | メディア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年12月19日

USBメモリについて(2)バイト単位について補足

こんにちは。河辺です。

さて、今回はUSBメモリについて第二弾です。
前回はコチラ
『USBメモリについて(1)ファイルシステム』


前回の予告で「次回はメモリの廃棄について」と予告してましたが、
いくつか質問を受けまして、今回はその内容で書きたいと思います。
ちょっと難しい話になりますが、覚えておいて損はありません。
 特にIT関連のお仕事をされている方、ここら辺は押さえる必要ありますよ。

内容は『バイト単位』についての補足です。

最近、ハードディスク等のメディア容量の記載で
 「GiB」(ギビバイト、と読みます)
 「TiB」(テビバイト、と読みます)
という表記になっているのを見た事はありませんか?

これは『2進接頭辞』といいまして、コンピュータ本来の扱う数字に
即した表記になっています。
通常のGB(ギガバイト)TB(テラバイト)などは『SI接頭辞』といいます。
※SI:国際単位系

これがどのような違いがあるか説明します。

まずSI接頭辞で表記された数値の場合、

KB(キロバイト)=10の3乗=1,000 Byte
MB(メガバイト)=10の6乗=1,000,000 Byte

と、ちょうどカンマの位置で区切られているので分かりやすいですね。

これが2進接頭辞の場合は

KiB(キビバイト)=2の10乗=1,024 Byte
MiB(メビバイト)=2の20乗=1,048,576 Byte

となります。
まぁこのぐらいは誤差かな、という感じですが、値が大きくなるにつれ
その差も大きくなっていきます。

TB(テラバイト)で比較してみましょう。

TB(テラバイト) =10の12乗=1,000,000,000,000 Byte
TiB(テビバイト)=  2の40乗=1,099,511,627,776 Byte

なんと約10%も差が出てしまいます。

これ以上の単位は現実的ではないので省きますが、当然これ以上に
差が開いていく事になります。

で、これだけであれば「差があるんだね、ふーん」で終わってしまいますが
皆様に影響がありそうなケースで説明しましょう。

1TBの容量があるハードディスクを例にします。

ハードディスクの容量の表記は、一般的にSI接頭辞が使われます。
1TB=1,000,000,000,000 Byte ですね。
ですが、Windows OSでは2進接頭辞で扱われます。

するとどうなるか。

Windows OS上で、その1TBハードディスクの容量は909GBと表示されます。

1TBのハードディスクなのに、100GBもどこにいったのか!

となりますよね。
容量の大きめなハードディスクやUSBメモリを買って使おうとした時、
なんか少ないな?と感じる原因がコレです。

ドライブのプロパティを見ると、違いが分かりますね。
この差について疑問に思っていた方も多いのではないでしょうか。

USB2_001.png

上の図は500GBの外付けHDDのプロパティ画面です。

左側の赤枠で囲んでいるのが「バイト数」です。
HDDの容量の表記はSI接頭辞ですから、『,』(カンマ)位置で区切って
500GB、というのが分かります。

で、右側の青枠で囲んでいるのがギガバイトでの表記なのですが、
Windows(2進接頭辞)ですので465GB、となっているのです。

ちなみに計算方法は、バイト数をカンマの数だけ1,024で割れば算出されます。
500,000,000,000÷1,024÷1,024÷1,024 ≒ 465MB
ですね。

大体は製品の箱や説明書に
 「OSにより容量が小さく表示される事があります」
などと書かれていますので、気を付けて見てみましょう。

最近ではこのような混乱がないように、2進接頭辞での表記も増えてきている
というわけです。
※本当は随分昔からあった表記方法なんですけど、普及してませんでした。

USBメモリで2進接頭辞はあまり見かけませんが、ハードディスクを購入する際、
『1TB』 『1TiB』 という2つの製品があった場合、
『1TiB』 の方が約100GBほど多いのでお得ですよ。

以上、次回はメモリ廃棄について書く予定です。

posted by 河辺 at 13:35| Comment(0) | メディア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする